□ Macばなし 〜 2 (Macintosh Quadra700)
てなわけで気がつけば
Macに向かっている時間が
日常の大半を占めるようになっていた頃、
一つの大きな悩みがあったんです、
それが『シーケンサー』。
MOTUのPerformerとOpcodeのVisionとの
一騎打ちはすでに始まっていて
どちらもそれぞれ
魅力に溢れたデザインと
機能を兼ね備えていました。
「どっちを使うのがベストなのか」
今ならきっとインターネットで存分に調べて
デモ版を試して...
なんて感じでしょうけど、
雑誌のレビューを食い入るように見るのが
せいぜいの当時でしたから。
結論は出ないまま
いつもの楽器屋のデモ機の前へ。
「数値のエディットってどうやるんですか〜」
って画面を覗いたその時
「あ、Visionにしよ!」
って思いました。
イベントを扱うフォントがPerformerが
線の細いタイプを使っていたのに対して、
Visionは少し太めの感じで見やすかったんですねー。
それまでYamahaのQX3を使っていたので
数値打ち込みのしやすさは
必須だなという読みは正解で、
後々通信カラオケの仕事で
PC98のレコンポーザと競争することになっても、
打ち込み&エディットの速度で
なんらひけはとらなかったほどです。
時期的にはVisionが1.1から1.2へと
バージョンアップしたあたりでした。
さぼてんキーボーディストのキャラクターと
跳ねるボール(使ったことある人しか分からない)
など、カラーのMacにしておいて
良かったなーと思わせるデザインと
マニュアル見なくても問題ない操作性は
今でも使えるものなら使いたいところですよ。
さて話は再度Macへと戻ります。
当初買ったIIcxには日本語のシステムが付いてて
(漢字Talk6.0.7)そのうち音楽ソフトには
英語版のOSを使った方が良いという話をきけば
方々探して英語版を手に入れ、
そのうち出たSystem7(1991年5月)で
完全カラー化したFinderに喜んだり、
当然あやしいShereware
(P.D.S.なんていってました)
なども一通り試したりしてるうち、
さすがにこのマシンでは動きが鈍いわけです。
で、このころのAppleの凄いところですが
IIcx/IIciが最新機種にUpgradeできるサービス!
これはもう申し込むしかないと。
宅急便で戻ってきた私のMacは
目出度くQuadra700になってました。
(当時定価¥1,438,000〜
それが特価で20万位でUpgradeできた)
このマシンは最高でした。
デザインもクールだしなんたって速い
(33Mhzのクロックアップなんてのも)。
メモリ32Mに増設、
Faxモデムを付けたのもこの頃かな
2400bpsなんてスペックでしたが、Faxへ
ダイレクトに送れるのは画期的でした。
Niftyserveにも入会して
メールもいつの間にか使うようになったりね。
丁度Macコミュニティーが発展しつつある時期で、
一番活気があった時です。Macworldなども
かなり話題でした。
音楽方面でもVisionはStudio Visionへと進化。
それはMidiとAudioを統合して扱う
現在ののHDRシステムを
シーケンサーで初めて実現したもので、
私もかなり憧れたのですが、
それよりもっと気になる存在が
出てきておりました。
それがEmagicのNotator Logic。
デザインはショボイ感じで
好みじゃなかったのが、
機能をちょっと眺めれば
Visionに欲しいと思うモノが
全て詰まっている。
さらにそいつがAudioの機能も統合し
Logic Audioとなった時に直感しました
「Logicは来る!」
その当時のLogicは
今のようにグレードの差別化は無く、
シーケンサーのNotator Logic
(もともと楽譜機能がウリだった)
と別売りのAudioモジュールという形の
販売形態だったと思います。
時期的には2.0が発表される直前あたりかな。
まずLogic本体だけを買いました。
が、これが最初はかなりとまどいました。
同じ画面が2枚開くなんてどういうこっちゃ?
イベント入力もかなり面倒。
1拍=960に慣れて
打ち込みに不自由なくなるには
かなりの時間がかかったのは事実。
なにしろ高い投資でしたから
諦めずに使い続け、
遂にAudio環境も導入する決断をします。
Audio I/OはDigidesignのAudiomedia II、
さらにMacが高性能のサンプラーになるという
Sample Cell IIも入れてみました。
この頃にはStudio Visionへの
興味は薄れてきていたのですが、
気が付けばタダでStudio Vision Proへと
Updateされていたのはなんと皮肉なことか
つづく
[2003/5/18]