□ Macばなし 〜 その4 (PowerMac G4 Rack) 



ずっとAppleが作るMac
惹かれ続けていた私が、何故
互換機で自作のラックマウントなどという
武骨なものへ走ったか。

それはその当時の
Appleの製品が
とんでもなく完成度が堕ちていたからに
他なりません。

Windows圏の
圧倒的な低価格競争に巻き込まれ、
迷走をつづけた
Apple

一時は買収話が現実味を帯びて
伝えられることもありました。


それが
1997年、
Apple Computer創設者の一人
スティーブ・ジョブズ氏がカムバックしたのを
きっかけに、
Appleはまた新たな
挑戦を始めたようです。


think different ...
人と違う、異質なところにこそ意味がある
というそのメッセージは、
ビジネス的には大きな矛盾をはらみつつ、
しかし無から有を創り出すことに携わる人間には
痛いほどよく分かる言葉だと思います。


実際
Appleというブランド力、
製品パッケージを仕上げる能力は
以前にも増して輝いて見えますが、
Macintoshというコンピュータ自体に
かつての突出した完成度を求めるのは
難しくなったのかもしれない。

業界標準こそ、マーケットのシェア率こそがすべて
というコンピュータ業界に於いて、
他と違う独自の道を歩むことは
一見不可能にさえ見えます。

しかし世界で唯一のモノ

- 即ち本物を作り出し、
しかもそれが世の中の
多くの人に受け入れられるためには、
その相反する命題を
微妙なバランスで渡っていく事が必要であり、
コンピュータに限らず
あらゆるモノづくりの世界に
共通することだと思うんです。

powermacG4
現在私が使っている
PowerMac G4 -digital audio 466モデルは
一日
24時間本当によく働いてくれてます。

音楽だけでなくこうやって
Internetを使って情報発信なんていう、
ちょっと前まで想像もしなかった作業が
自宅で居ながらにして、しかも
かつて憧れであった
Mac上で行えるなんてねー

私にとっては最高の環境だと言い切れます。

しかーし人間とは全く欲張りなものでして、
ちょっとでもいまより先、
次なる未来を見たいと望んでしまうんだなぁ。

その未来が
MacOS Xにあるのか、
それともまだ見ぬ新たな制作手段が出現するのか。

どっちにしても、
かつて少年クリエイターを魅了した
その当時の
Macの様に、
今のじぶんのココロを
揺り動かすような道具の再来を期待してます。

[2003/5/22]