□ モニタってやつについて考えてみる



ココのページを覗いて行かれる方の中には
自分で曲を作る方も多いみたいです。

最近では曲作りというと
アレンジまで含まれることも多い
()ので、
曲の善し悪しよりアレンジやミックスでの
お悩みもあるようですね。

その悩みの種のひとつがモニタだったり。
雑誌の
small monitor比較記事とかも
気になっちゃったりしません?

自分が信頼のおけるモニタ環境、
金をかけずにどうやって手に入れるか
...


私がまだ外のスタジオでの
作業経験が無かった頃、
世間で定番といわれる
YamahaNS-10M
カラオケ作ってたときに使ってた
SonyのヘッドホンCD3000
自分なりに選んだモニタでした。

その当時といえば、

ミックスが思ったようにまとまらない

こりゃモニタ環境が悪いせいだ
  → きっとアンプを変えれば良いはず

おお!なんか音は良くなったぞ
 → なのにミックスの仕上がりは変わんねぇ

やっぱ10Mだと音が薄いんだよな
 → 最新のモニタに買い直さなきゃダメかー

きっとあのスタジオのでっけーヤツ使うしかねぇし...

なんてことをぐるぐる思ってたおぼえがあります。

その後数多くのモニタを試聴して、
いま現在のお気に入りは


結局未だに同じ
10M


ヘッドホンは
SennheiserHD600にしたけれど。


ただ一つ追加したのはラジカセ。

ディスカウントストアのオリンピックで
SharpMDラジカセが安かったので買ったのですが
これが予想以上に大活躍。

今やアレンジ段階からミックスまで
欠かせないものになってます。

自分なりの感覚では
YamahaとかGenerecなどの
小型でいわゆるニアフィールドのモニタでも、
そこそこ音量が出せる環境で鳴らさないと
のってこない気がする。

でもねー東京の住宅事情で
そういつも大きな音は出せません。

そこで登場、ラジカセくん!
低域から高域までのバランスが
ある程度とれている機種であれば、
実に有益な働きをしてくれます。

低音域の成分などをヘッドホンで確認しつつ
10Mで全体の構成を決め、
まとめはラジカセというような流れかな。

レコーディングスタジオのエンジニアさんも、
低音の決め込みこそラージを使うものの
殆どの作業はニアフィールド。

しかも意外なほど小さな音量でやってたりする。
さらにミックスのチェックで
定番機種のラジカセが出てくると、
作業も大詰めといったとこですか。


ザ!定番ラジカセとして知られる
Sony ZS-F1を聴いた感じは
意外と細い感じの印象でした。

追い込んだ音をクールに聴くのに良いかも。
ただ人気機種だけに手に入れるのは至難の技、
あってもやたら高いし。

そこでオススメは
ZS-M5という機種。
私も手に入れてみましたが、
F1よりもちょっぴり作られている感はあるものの、
気持ちいい音を出してくれます。

レベルメーターが無いことを除けばかなり満足。

そしてそのルックス。
いい音作らなきゃって気持ちにさせてくれる、
これも非常に重要だよね!
zs-m5
ZS-M5

でもそんなことより、
スタジオでいろんなエンジニアさんに
自分の音をミックスしてもらうと
よ〜くわかりますが、
現場で超イイ音で鳴ってても、
うちに帰って聴くと悲しくなるとか、
根本での解釈の違いでがっかりなことだって
あります。

ハイエンドのモニタったってただのスピーカじゃ!

作業する人自身が変わるほどの
変化はありませんから、
自分の耳を信じて
いい音つくろうじゃありませんか!!

もともとクラシックの作曲家はオケのフルスコアを自分で書いて「新曲発表」していたわけで、その作業っていわゆるオケアレンジですよね。そういう意味じゃ原点回帰というか...

[2003/8/2]