□ むかし録音ばなし 〜 1


aboutなんかにも書いてるけど、
小さい頃の自分の興味は音楽よりも
「録音」というものに興味があったらしい。

それは黒くてゴツいラジオカセットで、
赤ボタンとプレイを同時に押せば録音する
ということをどうやって知ったか
アニメの音・レコード・ラジオ・近所の兄ちゃんの声
といろいろ録った。

そのうち偶然、声の後ろに音楽をかけたら
妙にハマるということに気づいて、
兄ちゃんの声にグレンミラーがいる
ハイパーミスマッチな番組?を制作?
した覚えがある。


声の録音はそれでも良かったんだが、
テレビの音はいまいち気に入ってなかった。
母親が電話してる声が入らないように
テレビのすぐ前にラジカセを設置して
Rec

再生してみるとガーガーとうるさい。
ラジカセの内蔵マイクを使わない録音なんて
考えもしなかった。

あるとき、テレビの下の方に何か差し込む用の
小さい穴があることに気づいた時ピンときた
「きっとコレだ!!」
その予感は当たってたハズだったが、
残念だがその時は接続できなかった。
(端子に合うケーブルが無かったんですな)

ずーっと後になって、
父がテレビ付きのラジカセというやつを
拾ってきたが、テレビの音を録るのは
もうビデオで十分だった。


そういえば父は
結構そういう珍しいのが好きだったようで、
当時でさえ枯れてた
AKAIのオープンリールデッキを
拾ってきたことがある。

こいつがまたかなりの重量と共に手強い相手で、
早送り巻き戻しが信じられないスピードで
行われるのでいわれのない恐怖を感じてたが、
確かにカセットより音が良いので
ここぞという時に使っていた。


中学になって仲良しグループで
オリジナル番組を作ろうという様な話になった時、
良い音で残したいと思ったオレは
迷わずそのオープンリールを使った。

一日かけてみんなの貴重な声を録音したテープは、
全て終わって巻き戻している途中で
- - - -
バチッ

と切れた。

男らしい散り際ではあるが、
状況はかなりヘビーだった。

今思えば、オープンのテープは
切り貼りができるので
復活できたんだろうが、、、

openreel
その話をそれとなく父親にしておいたら、
しばらくして
AKAIGX-R88という
当時の最高峰のカセットデッキを買ってくれた。

高かったろうに責任感じてたのかな。
とにかく
Newカセットデッキで
無事に再収録を終えることができた。

そのころの自分らのバイブルとなってたのが、
スネークマンショーや
S.E.T.
レコードでやってたギャグの数々だったが、
バンドがコピー曲を演るように
まずは自分たちでそのネタを完コピするのが
至上命題である。

レコードをよく聴くと、
人の声がスピーカーの右
- 左から
それぞれ分かれて聞こえるではないか。

それなら!ということで、
デッキのレベルメーターの
LRを使って
ひと言ずつ録ってみたが、
それだと同時に喋れない。


そんなある日、
学校で放送委員が使う機器に
L - C - R
というつまみがあるのを発見。


そうか!これが必要だったんだ。

ということで放送部のスタジオから
そいつとマイク数本を無認可でお借りして再挑戦。

STEREOの意味をちょっと知るきっかけとなった。
まだそれがミキサーとパンポット
という名前のものであるとは
知りもしなかったですがね。

つづく。

[2004/11/1]