むかし録音ばなし 〜 4
い
つの間にか波形編集というものは珍しくもなくなる。それを可能にしたのは、技術の進歩。
あんなに高かったオーディオボードの価格が、どんどん下がっていた。
Audiomediaには満足していたが、4trの制限が辛くなって
新しいオーディオボードを物色せざるを得なくなる。
すでに環境はLogic Audioで占められていたので、開発メーカーの
Emagic社がこだわり抜いて作ったという「Audiowerk8」を選択することは
まぁ当然の成行きだった。
当時はまだアナログ信号をマルチで受ける仕組みが必要だったため、
「breakout8」という専用のマルチボックスに専用のケーブルで接続する。
ある時、レコーディング中にノイズトラブル発生。
そのボックスの導通が悪いんだなと思い、中を開けてみると
プラグまで2本の線でしかつながっていない。
あれ。おかしい!
これはバランス接続(3本線で接続)されているとの説明だったはず。
もしかして!?
代理店に問い合わせして、結果アンバランスという事が判明してしまう。
安易にコピーは信じてはいけないという教訓となった。
安いというのは、導入の敷居はさがって良い事ではあるが、
クオリティをどう維持するかという所を見据えていないと、
一番重要な信頼性が失われてしまう。
信
頼性という意味では、その頃に使っていたMackie 8 busも音は大好きだったが、いかんせんアナログ卓なので
使っているうちにガリが増えるのには参った。
同じ頃、プラグインというPC上でエフェクトを
かけられるシステムが登場し出す。
当時のスタジオ定番の一つ、SonyのDPS。
中でもリバーブのサウンドが特に気に入ってて、
プラグインのサウンドには興味なかったが、
あるときスネアの音がどうしても決まらない。
思いつきでプラグインのリバーブを使ってみたら、
チープでこれはこれでありかも というきっかけで、使い出す。
ガリは無いし、なんといってもトータルリコール
(設定を全て記憶)できることが素晴らしい。
「PCだけで全部完成まで持っていけないか」
ここが次のステップになるのであった。
きっといつかつづく
[2010/10/27]