文化人類学

えー『文化』について考えることってあります?

『文化』っつうと芸術とか音楽とか、、、辞書で調べたら「人類の理想を実現して行く精神の活動。技術を通して自然を人間の生活目的に役立てて行く過程で形作られた、生活様式およびそれに関する表現」なのだそうだが、そんな高尚なもの?
携帯でメール、よく使いますよね。その返事をまた携帯で、そのまた次のヒトが… かくしてコンパクト端末と一日中にらめっこしまくる方々が街に増殖、これはもう立派な日本文化。つまり『文化』はどっかの誰かが作ってるんじゃなく、貴方がいま作っていたりする。

盆暮れ正月にGWなんていう日本の文化も相変わらず長い渋滞を作り出すし、増え続けるコンビニやファーストフードも、文化的需要があるからこそですし。フレックスタイムとか自宅出勤なんてのがしばらく前に流行ったが、未だ意味もなく定時に会社行くことだけが仕事だとする方々の多いこと。会社だって単なるヒトの集まり、即ち『文化』ですがそういう考え方を変えられないのも、これまた文化なんだろう。

モノの作り手として思うのは、多くのヒトが『マスメディア』= 文化 と思っていることの怖さ。テレビでやってる「○○が何万本出荷!」なんての、そら買うてみよとか思いません?

それは悪いことではないのだけれど、『マス』= 正しい とは限らないところが厄介だ。TV、ラジオ、新聞、雑誌…すべて作っているのは、貴方と同じただのヒト。あなたの信じた文化は、その一握りによって作り出された只の『ウワサ』かもよ。

それより、貴方の存在それが = 文化の方が楽しいはずだし正しいあり方なのです。自分の信じたモノをとことんつきつめてく、自分をよく見てカッコよく生きる!それがだんだん浸透して、当たり前になって膨らんでいけば、いつしか本物の日本文化へと育つことでしょう。

きっとそれは今の政治や経済を救うだけでなく、日本そのものを救い、ついでに日本人ってのが世界的に自立できるチャンスでもあったりするのですが・・・いかがですかね?
2002/5/27

最初で最後の親孝行

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