今年は、人生でいうところの本厄というものにあたる。
1月の2日から厄払いに出かけたのが幸いしたのか、いまのところ大事には至っていない…

となるはずだった2011年の早春。一瞬のうちに数万人を不幸のどん底に陥れるような未曾有の大災害が日本を襲う。
さぁ今年はバリバリ動くぞ!と意気込んでいた矢先の出来事で、その影響は東京で生き延びた自分にもひたひたと忍び寄ってきている。

日本社会の醜い歪みがむき出しになり、間違いなくこれまでと同じ暮らしを続ける事が困難になるであろう事態に
自分がここまで翻弄されるとは想像もしてなくて、ただ戸惑いつつも毎日をこなしているような…

それはきっと、わかっていたことを見ないようにしていた社会と、根本的に何も変わらない自分の醜さ。
たとえここから逃げ出せたとしても、この先の人生はまた同じ事の繰り返しにしかならない。

ひたすら現実を直視し、そびえ立つ壁をよじ登り、自分という人間がどういうものなのか
もう少し見通しのよいところにたどり着くまでは、痛みを伴いつつも歩みを進めるしかない。

幸いな事に、今の自分には信頼できる多くの仲間がおり
そして思考を続けるための時間もある。

自分のなすべき事は何処にあるのか。
よく考えてみようではないか。
2011/4/25

私について
むかし録音ばなし 〜 4

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