勝ちにいこうぜ!

2002年のワールドカップはブラジル制覇という結果で幕を閉じました。国と国とのぶつかり合い、ヒートアップする各国サポーター、国全体で盛り上がれる団結力、優勝と準優勝との栄光の差の大きさ。そんな中で「きっといつかは日本も」なんて期待もしてしまうが、しかしそれには選手の技術と共に取り巻く我々にも変化が必要な気がする。
サッカーっていうのは引き分けでなく「勝ち」を残酷なくらい迫られる競技。「和」を常識とする日本人はどうしても苦手とするところです。多大なリスクを負ってまで勝負に出るという観念は、人並み指向の強い人種にはもともと無いもの。今までのように人と同じかちょっとイイってあたりに物差しを合わせている限りは、勝つことはあり得ない。

自分が他人と比べて劣っている部分があって、人並にするべく一生懸命訓練するか、そこは譲って勝てると思う別のモノで勝負するか… 人と同じにやっていても「勝ち」はない。自分が最も輝ける場所を見つけられるか。反対に「負け」にもこだわる。さっき劣ったと感じたこと、それも大切にする。

勝ちにいくということはリスクの大きいギャンブル。長期戦になるかもしれないし、途中で投げ出したくなるほどつらいことがあるかもしれない。それに耐えうるエネルギー源が必要。でもね、ちょっと劣っているなぁくらいじゃそのエネルギーは生まれない。何かに挫折して、ともすると自分の存在を否定されるほどのダメージを受けたとき、その時が本当の勝利を手に入れるチャンス。ストレート負けを認め、そこから勝とうとするエネルギーへ変換してやることが出来れば、そこから道は開けると思う。
マイナスからプラスへの変換、そして「劣ってる」ことに対する「自信」てのが人間のでっかいエネルギーを生むんだなってこと。サッカーの強い国の人たちから、自分たちはここで「勝つ」というものすごい意志を少し分けてもらいましょう。4年後目指して、がんばれニッポン!!
2002/7/1

山笠のあるけん博多たい
無限の進化

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