新宿コマ劇

あれは8月の暑いさなか、新宿の歌舞伎町に1ヶ月ほど通勤した事がある。
それが「オズの魔法使い〜新宿コマ劇場公演」主演は早見優さん。その舞台にレーザーを設営するお仕事。
当時学生だった自分が、バイトなのに本番のオペレートまでやったのはだいぶ安く使われとったなぁ笑 でも、仕事というよりあの現場の雰囲気が好きだった。

特にコマ劇は、どの劇場とも違う独特の匂いがありました。

狭い裏口から入ると神棚があって、朝とか出番前とか出演者がちゃんとお参りしててね。
天井は低く各階は細い階段でつながってて、上ると出演者の楽屋が。それぞれ “のれん”を飾ってるのが粋だった。部屋は畳敷き。木製の椅子とか鏡台とか。舞台へは専用のエレベーターでいけんだけど、その扉が、古い映画にでてくるような格子状のやつとか。カツラとか刀とか置いてあるのもあるけど、もう全てが古き良きの世界。。。写真を残しとけばなぁ、惜しい。

舞台は回転しながらせり上がったり、宙づりのシーンだったりなかなかアドベンチャーなのが、逆にハラハラする感じでしたがね。

あの匂いは全ての原点だった気がする、これが日本の芸能だと。
演歌の大物が最後まであそこを愛したのもわかります。
そんな場所も、大きなシネコンとホテルに変わるんだねぇ。
時代だから仕方ないけど、あの匂いは忘れられない。
暑い夏の新宿歌舞伎町は酸っぱい匂いがして、
そんなことを思い出させてくれます。
2011/7/13

コーヒー豆
高知のよさこい

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