Steve Jobsの亡くなった朝

季節の変わり目か、ちょっと体調がぐずぐずで昨日は早いところ就寝。

おかげで今朝は割といい調子で目が覚めて、いつものようにMacの電源を入れてfacebookへアクセス。

程なくこんな文字が目に入る。

Steve Jobs

1955-2011

悪いジョークかとドメインを確かめるが、apple.com ってなってる。

全く意味がわからなかった

だって数ヶ月前まで世界の人の前に立ってプレゼンしてたんだよ!?

オレが初めてMacに出会ったとき、それを作った人や会社の事はよく知らなかったけど、6色のリンゴマークは余りに鮮烈な印象だった。そのロゴの制作を指示したのがスティーブ・ジョブズという人だと知ったのは、しばらく後の事。

彼の動く姿を初めて見たのは、インターネットというものでappleがカンファレンスの様子を配信し始めた頃。ジーンズ姿で現在のappleの話をし、よどみないデモで新機能を紹介し、最後にビックリな新製品を発表するという一連の流れに、それほど英語を理解できない私でもすごく惹き付けられるものがあった。

それはプレゼンというよりはトークライブ。新しい製品の楽しさを、妙なアトラクションに頼らず、ストレートに「話す」ということで伝える。そのステージでの名シーンはいろいろあるが真っ先に思い出すのは、マイクロソフトとの業務提携を発表した1997年のMacworld Boston。

Internet Explorerの搭載や1億5000万ドルの資金提供を受けることを発表し、ビル・ゲイツ本人まで登場させている。多くのブーイングを気にもかけずストレートに語り続け、最後Thank you very muchで締めると満場の拍手。APPLE vs MS という当時の常識をこのステージ一つでひっくり返し、その後のiMacから始まる怒濤のApple再生劇の発端を自分一人で完璧に作り上げている。

ああSteve Jobs。

ニューヨーク五番街のキューブの新装はまだだし、Apple本社だってこれから宇宙船みたいなのにするって言ってたのに。おれが一晩ぐずぐず寝てる間に、Macの神様が召されてしまうとは。

人とちがう生き方をする人は、なぜみなこうなのか。。。

I live “Think different” like you.

2011/10/6

月宵のひみつ
コーヒー豆

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