意外に思われるかもしれないけど、これまでコンビの様な形で音楽活動をしたことは無かった。それを初めて打ち破ったのがこの「月宵」の相棒である。
2011年のイベントで発生した当初は、箏の曲をいかに崩さず攻略するかという指針でやってみた。それは、ミュージシャンとしては面白い試みなんだけど、リスナーでそれほどまで箏に興味を持てる人もいないわけで、このまま突き進むにはなぁーとしばらく休眠してたんですね。
2012年の年始めになって、彼女が「ボーカルとしても活動する」って言った時もまだ「そうかがんばれ」程度の認識しか無かったし、失礼な話だがw
そこに変化をもたらしたのが、先日できたばっかりの「マイムマイム」。あれ、アレンジ自体はもう10年も昔にあったまま、ホコリを被っていた曲。はじめのうち「これどう歌うんですかぁ〜」って感じだったのが、結果としてあそこまで説得力ある作品に持っていきやがりましてね、心底やられたと思った。
こいつ隠してやがった!こうなったら正体暴たろ!
なんか、それもうまく乗せられてる気もしなくもないのですw でも、そうして生まれ変わった月宵は、かなり怖いもの無しになってます。
何が生まれるのか、自分たちでもまだよく分かっていませんし、個人的テーマが「正体を暴く」になっているので、なにかとんでもない方向に行くのかもしれません。
それでいいかなと。
その結果、もしかしたら日本人のミュージシャンとしての「何か」を見つけることができたら。
それでなくても、きっと皆さんを楽しませることはできるんじゃないかなと。
そしたらそれで十分です。
暴きます!
2012/3/7
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