丁度二年前、2012年6月は丸の内でインドのイベントをやった。
どう考えたってライブでやるのは超難しい楽曲レパートリーだったけど、さらに一年前の同時期の月宵デビュー戦なんて『六段』を箏とキーボードでやるとかさらに高難度なことをやってて、自分の音楽マゾっぷりにちょっとひく。
2013年は何やってたかと思えば、club asiaで完全クラブ仕様のステージをやったんだった、あれも6月。とはいえまだやり方も見せ方も分からず手探りな状態で。みんなの力を借りて少しでも届くように必死だった、あれがまだほんの一年前だって!?
その一年後の6月にまさかパリに行くことになって、1万人収容の会場でライブすることになるとか!当時の2人には絶対無理なことが、今ならなんか出来るんじゃないかと思っているってのも考えてみたら凄い。
道の途中の一つ一つ、全部つなぐと一本みえる。3年前できなかったこともあれば、3年前にすでにやっていたこともあって、それを今ぜんぶかき集めて一個にくるんで、どっかん爆発させる。それがこんどのパリ。
全く正攻法ではない、ほぼ真逆からのスタートと音楽的にやたらハードな道のりだったのを改めて感じつつ、そこに見事に合わせてくれてきたkouにはホント感謝してます。で、お互いにその道のりを全部知ってるからきっとなんとかなるはずって思える。
JAPAN EXPOでの月宵の紹介カテゴリは「Cluture et traditions – 伝統と文化」。
他のミュージシャンやバンドが殆ど「Musique」となっているのを見て、一瞬なにか誤解をされたんだろうかとも思ったけど、いや、これでいいんだと。同じ所に居たいわけじゃない、同じ道を歩んで行きたいわけじゃない。それをやりたかったんだ。
3年前、お客さん1人の前でやった時間。3年経って今までで一番たくさんの人たちと、文化の違う人たちと過ごす時間。そのどちらも比べようも無く、どちらも必要で、どちらも幸せなこと。
この幸せが、どんなにか貴重で大切なものかは自分がよく分かっているので、来週からの一週間は、コレまでの何とも違う意識が動くと思います。そして今こそみんな、そして全てに感謝を。みんなのおかげ、ありがとう。
って、なにも終わるわけじゃないけどねw
2014/6/23
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